近すぎて、遠すぎて。
「夏目なにしてるって?」
「立ち読みしてたらしい。ひとりで。だから来いっていったら、『俺裕ん家しらねーしっ無理だしっ海斗か裕が来てくれるなら行ってもいいけどー』とか言い出すからスルーしてやった。」
これんのかよ。
ってか東区のセブイレ、二つくらいあるけど、分かるか…?
マンションがある方はひとつだけどさー…
「行こう、夏目迎えに。」
「いいじゃん、来れる来れる!あいつなら。」
「そうか…?あいつだからこそ怖いんだけど…」
なんやかんやしてたら30分くらいたった。
まだ来てない。
と、同時にインターホンが鳴る。