近すぎて、遠すぎて。
結局、ひたすらに断り続け何もしないでよくなった。
漱石は見た目はもろ不良って感じするけど、意外といいやつ。
あ…
「その口調絶対モテないからやめときなよ。」
と言われました。
敬語を使わない漱石もなぜか馴れないし、敬語を使う漱石も馴れない。
「あたし、話し方変える。」
「…?がんばれ…?」
突然だったせいか、海斗は驚く。
夢は家近いけど、あたしよりは学校寄りだからもう別れた。
あたしと海斗、二人。
「絶対モテるから。」
「モテなくていい。」
「え?」
小さな声すぎてなにも聞こえない。
「いや。がんばれ!」
「ありがとーっ!」