近すぎて、遠すぎて。
「………どうしよ。」
ぼそっとつぶやいた。
帰る?いや、決心したんでしょ。でも…
「なにやってんの?」
……………………
「でたーーー」
「うっせぇな。何がでたーだよ。朝っぱらから…」
「ごめんなさい…」
よく考えてみればいつも海斗ん家にくる感覚でジャージだ…
うわ。色気もくそもない…
ま、海斗もジャージだし、しかもそれパジャマだしいっか。
いいのか?自分。
いいだろ、自分!
気にすんな。今さら意識は遅い!
「なにぶちぶちいってんだよ。入れよ、用あんだろ?」
来たよ、この時が。
いや、告白する訳じゃないし。
海斗の気持ち聞くだけだし。