近すぎて、遠すぎて。


「………どうしよ。」



ぼそっとつぶやいた。

帰る?いや、決心したんでしょ。でも…



「なにやってんの?」



……………………



「でたーーー」



「うっせぇな。何がでたーだよ。朝っぱらから…」



「ごめんなさい…」



よく考えてみればいつも海斗ん家にくる感覚でジャージだ…
うわ。色気もくそもない…
ま、海斗もジャージだし、しかもそれパジャマだしいっか。
いいのか?自分。
いいだろ、自分!
気にすんな。今さら意識は遅い!



「なにぶちぶちいってんだよ。入れよ、用あんだろ?」



来たよ、この時が。
いや、告白する訳じゃないし。
海斗の気持ち聞くだけだし。

< 130 / 200 >

この作品をシェア

pagetop