近すぎて、遠すぎて。


「もう一回言う。」



実感が欲しくて、俺はまた言う。

………また恥ずい………。
ばか、俺!



「ん?」



「心が好きだ。俺と付き合って下さい。」



「…はいっ!」



偽りのない笑顔で笑いあった。

それから、二人家まで歩いた。
急に照れ臭くなって、会話もなかったけど楽しかった。

幼なじみから彼氏、彼女。
心からの言葉、
思い出してると会話なんてなくても楽しかった。

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