近すぎて、遠すぎて。


たこやきを食べた。
会話忘れたけど、
いつもと同じだなとは言われたよ。



「土手いく?」



あきらかに笑ってるよ。
隠しきれてないよ。



「いく。」



こうなったら意地でも。



普通に歩いてた。
そしたら、海斗があたしの手を握った。
……えっ
ばっと海斗を見たら、顔がそむけてあって耳が赤かった。



「…デートらしいことしようと思って…」



ぽぽぽぽぽぽ
あたしまで赤くなったよ。



「そうか…」



あたしも握り返した。

デートだ……。

< 167 / 200 >

この作品をシェア

pagetop