近すぎて、遠すぎて。


手あせやばくないかな
握りすぎてないかな
歩く速度ちがうかな
とか考えてしまう。
乙女なんだよ、一応。



「あ、三咲ちゃんのこと好きじゃなかったの?」



聞くの忘れてた…



「ごほっ…ごほごほっ」



「いや、むせんなよ。」



「聞きたい…?」



えらい下からだな、



「うん。」



「あー………」



まぁ、話をまとめると
あたしが好きと見透かされ、
あたしを好きでもいいから付き合ってと、
ごめんって言ったけど忘れさせるからと。
ふーん……………
好きって何回か言った!
あたしを好きって…
きゃっ!

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