近すぎて、遠すぎて。
女子の間をきれいにすり抜けて入ってきたのは、
背も伸びて、
顔もさらに整った、
高校一年の颯太。
うわー…
面影あるけどさらにかっこよさ高めたな、こいつ。
「颯太ーっ!」
「えっ?…………心っ!?」
でかい目がさらに大きくなった。
「そうだよっ!久しぶり!帰ってきたなら、家来てよ。隣じゃん!」
「久しぶりっ。驚かせよと思ってさ。」
笑った。
かっこいいわ。
JUNON応募したろか。
ジャニーズ系よりJUNON系
っぽい顔してんもんな。
「そうかー!かっこよさ高めたな」
「そりゃどうも。心もさらに可愛くなったな」
「やだっ…分かってんじゃんかよ…」
「あ、前言撤回。」
変わってないなー…
海斗トイレ遅いなー…
あ、帰ってきたわ。
紙パックのジュースもってるわ。