近すぎて、遠すぎて。

海斗Side



「心!?」



「なに、そんな慌てて。」



トイレを出て、自販機でジュース買ってたら
『転校生教室だって!』
とか、声が聞こえた。
急いだのは、颯太に会いたかったのもある。
でもそれより……



「おー!颯太!」



「よっ、海斗。久しぶり。」



変わってねぇな。
でも、背伸びすぎだろ。
175cmくらいか?
俺と5cmも変わるだろ



「ちょ、来い。」



俺は颯太を引っ張った。
人の気配がない場所を見つけ、そこに行った。


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