近すぎて、遠すぎて。
授業はただのクラス時間みたいなもので、席替えをすることになった。
「また、林原さんと堀内さんいい席占領!?」
「なによ、松ちゃん!あたしらのくじ運半端ないんだからね。」
「んじゃあ、相沢くんと立川くんと夏目くんは、林原さんの見張り役で相沢くんは林原さんの横。その前に夏目くん、立川くんでよろしくね」
「はーいっ!でも、海斗と俺交換したい!」
れおんが言った。
「は、やだよ。せっかくの1番後ろ誰が譲るかよ。」
「えー…!………はっ!心と隣…」
「とにかく、無理」
無駄なことを言いそうだったれおんの口を塞ぐことは席が離れてるためできなかった。
だから、遮るように話した。