近すぎて、遠すぎて。
俺は昼休み、靴箱に来ていた。
職員室に用がある人がちらほらいる位で人は少ない。
「話なんかあんの?」
「ありすぎだよっ!なんで伊保さんと付き合ってんのよ!?」
そのことか。
「告られて断ったら、まぁ心のこと言われて忘れなくていいからちょっとずつ忘れてくれたらいいからみたいな感じになったわけ。」
「意味わかんないっ!あたしは林原さんと相沢くんを応援するために身を引いたの!なに簡単に付き合っちゃってんの」
「いや…別に…」
「林原さんはっ?もういいの?好きなんでしょ?」
「……………あぁ。」
「好きなら…!」
でも…………
心は。