近すぎて、遠すぎて。
「ちゃ…チャイムだ。帰ろ!」
同じクラスのあたしたちは同じ方向に走り出す。
ナイス、チャイム。
グッドタイミング!!!
漱石、裕に頼んだのかな?
ギリギリ間に合って、
午後の授業を受けた。
まぁ、爆睡だけど。
チャイムがなる。
幸せのチャイム。
学校が終わった。
今日は、ホームルームがないからもう帰る。
「あ、漱石!裕に頼めた?」
「あぁ!頼めた!」
「そか。」
…もう、先が心配で心配で…。