近すぎて、遠すぎて。
「ねぇ、海斗。どういうこと?」
あのあと、あたしが三咲ちゃんを駅あたりまで送った。
駅からは結構近いから大丈夫だと思う。
「心に関係ない。」
「あるじゃん。あたしになんか言ってくるってことはあたしも関係あるんでしょ?」
「わりぃ…。俺…今いっぱいでいっぱいでさ…また今度ゆっくり話すから…」
海斗の気持ちを見透かすことができなくて。
海斗は今、何を思ってる?
「…わかった。」
自分の家に戻って、部屋に駆け込む。
携帯に目が入り開くと、
三咲ちゃんからメールが入っていた。