あたしはモデル。②(修正版)

守りたいもの






「あら?

ヒロトさんじゃない。」



桜の撮影の帰り道に涼子は事務所に寄り、用を済ませると、駐車場に向かうためロビーを歩いていた。


そこで、ソファーに腰を掛けているヒロトを見つけた。






「…あ。涼子さん。

お久しぶりですね。今日は桜は?」



「さっきまで撮影だったんですけどね、デートみたいですよ!拓夢と!

今頃楽しんでるんだろうなぁ…」



「…ほんっと、仲いいですよね、あいつら」




涼子もソファーに腰を掛け、しばらくヒロトと談笑していると、急に目の前の扉が開いた。






よく芸能人が出入りする部屋なので、なんとなく視線をそちらへ向けると…




出てきた人物を見て、驚いて涼子とヒロトは顔を見合わせた。




< 116 / 136 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop