あたしはモデル。②(修正版)
「確かに電波悪いね…
それで、どうしたの?
私今日はオフだよね?」
ヒロトがオフの日に連絡してくるのは珍しいことだった。
「ああ。実は、桜の新しいマネージャーが決まったんだ。
今日桜がもし暇なら顔合わせしといた方がいいと思って。
あ、忙しいなら無理しなくていいぞ。」
私の前のマネージャーは、何か問題を起こしたらしく解雇された。
そして、ヒロトがその間マネージャー業をしてくれていたのだ。
…どうしよう。
今、拓夢の家だしな…
でも、今日行かなかったら少なからずヒロトに迷惑をかけてしまうのだろう。
「何時間くらいかかるかな?」
「1時間くらいじゃねぇか?」
「ん。
…じゃ、今から行く。
場所はどこ?」
拓夢の看病をしたかったけど、寝てるっぽいし。
少しなら大丈夫だよね?
ヒロトに場所を聞いた私はリビングに戻って荷物をまとめた。