あたしはモデル。②(修正版)
「傷、残らないといいけど…」
拓夢は切なそうに、そっと桜の頬に触れた。
「いいよ、たとえ残ってもそんなに大きな傷じゃないだろうし…」
「そういう問題じゃないだろ!?
女の子なのに、傷が残ったらどうする!」
「あー…あれ?傷物はお嫁にいけない、的な?」
「いや、そういうことじゃなくて…」
「拓夢は、傷物になった私はお嫁さんにしてくれないの?」
「………っは!?」
あ、照れた。
「だからいいの。残っても、拓夢は私をお嫁さんにしてくれるんでしょ?」
からかうようにそう言ってみると、当たり前だろ!っと拓夢はほんのり赤い顔をそらしながらそう言った。
---ありがとう。
世界で一番、拓夢がだいすきだよ。