あたしはモデル。②(修正版)


「あ、鍵…」


テーブルに置いたままのシルバーの鍵を手にする。


拓夢の部屋の鍵…。





なるべく早く帰ってこよう。

拓夢の具合も気になる。


なによりせっかくのオフなんだから、拓夢と一緒にいたい。




ほんと、拓夢のいる寝室はいったいどこなんだろう。


そんなことを考えながら、広すぎる拓夢の家を静かに出る。



鍵を閉めて鞄にしまってからサングラスをかけると、ヒロトとの待ち合わせ場所まで急いだ。






新しいマネージャーは、いったいどんな人なのだろうか。




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