あたしはモデル。②(修正版)
それからしばらく3人で話をして、だいぶ打ち解けることが出来た気がする。
涼子さんはとても面白く気さくな人で、人見知りの私でも話しやすかった。
正直前のマネージャーとはあまり合わなかった私としては、かなり嬉しい。
「桜とならうまくやっていけそうよ。よろしくね!」
「はい。よろしくお願いします。」
綺麗に笑う涼子さんと握手を交わした。
「いやあ、よかったよかった。
これで俺も安心した。」
「今までありがとうね、ヒロト」
「おいおい、これからも撮影とかで会うんだから。何最後の挨拶みたいなこと言ってんだよ!」
「あ、そっか!ごめん!」
ヒロトには今まで本当にお世話になったから。
今度改めてお礼しなきゃね。
しばらく談笑した後、突然涼子さんが言った。
「あ、そうだ。
今度の雑誌の撮影あるでしょ?相手が決定したのよ。」