あたしはモデル。②(修正版)
「そうよね、桜には彼氏がいるもんね~。
イ・ケ・メ・ン・の!」
ふふ、と笑う涼子さん。
「や、やめてくださいよ…」
恥ずかしくて顔をあげられない。
ヒロトめ…。もうお礼なんてしないんだから!
ぎっ、とヒロトをにらみつけるとヒロトは笑った。
「冗談だって。悪い。
あ、もう12時30分だぞ。
時間大丈夫なのか?」
腕時計を見ながら、ヒロトは私に尋ねる。
「うそ!私、そろそろ…」
「ああ。もともと顔合わせだけだったし…
そろそろ解散するか?」
そういって3人は喫茶店を出た。