あたしはモデル。②(修正版)


「拓夢、熱は!?」


「あー、しんどくないし、だいぶ下がったっぽい。」



拓夢のおでこに手を当てて確認すると、確かに熱はなさそうだった。



「体温計ないの?」


「持ってねぇ」


「それくらい買いなよ…」



呆れて言うと、拓夢がにやっと笑った。



「熱が出たら毎回桜が測ってよ」


「…体温計のほうが正確じゃん」


「できればおでこ同士をくっつけて測って」


「人の話無視しないでくださいー」




そう言い合って、二人で笑った。



「なぁ桜、さみしいとか、思ってくれてたりする?」





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