あたしはモデル。②(修正版)
そんなやり取りをしていると、そろそろ打ち合わせの時間に近づいてきたのか、会議室に人が何人か入ってきた。
「あ、ちょっと桜!
先に来てるなら連絡しなさい!控え室までわざわざむかえに行ったのよー!」
会議室に涼子さんが入ってきた瞬間に目があい、涼子さんが私に近づく。
軽く文句を言いながら何気なく桜の横にいる人物を見た途端に、涼子は固まった。
-----どうして桜が中村瞬と2人きりでいたの!?
しかしそんなことを今ここで言えるはずもなく、涼子は冷静に名刺を取り出した。
「…私は桜のマネージャーを務めさせていただいております、千葉 涼子です。どうぞよろしくお願いいたします。」