あたしはモデル。②(修正版)




「だったら俺、狙っちゃおうかな、桜ちゃんのこと」



「は…?」



この人、何を言ってるの?



「…俺、ずっと峰山さんのことのこと好きだったんだ。」



「…っ!」



好、き…?


冗談かと思ったけれど、中村さんの真剣な声は嘘ではないことを物語っていた。




「あ、の…すみません。



知ってますよね?

私、彼氏がいるんです」
 


そう言うと、中村さんが今まで優しく浮かべていた笑顔が一瞬にして消えた。

その顔に少しぞくっとした。




「…へぇ。あの報道、本当だったんだ。」



「え?」











< 60 / 136 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop