あたしはモデル。②(修正版)




「ねぇ、峰山さ…」


「撮影終了でーす!」



ふいに何かを言いかけた中村さんの声はヒロトの声にかき消され、聞こえなかった。



「あいつ邪魔だなぁ…」



「…っ!?」




中村さんはヒロトのことを恐ろしい目つきで睨んでて、今の言葉がヒロトに向けられたものだとわかった。




……この人危険だ


本能がそう告げる。




怖くなった私は立ち上がり、中村さんから離れようとした。



---その時










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