あたしはモデル。②(修正版)
拓夢…っ!
涙が出そうになって、目を閉じたその時
「……おいっ!手を離せ!」
突然上から声が聞こえて、そちらを見ると、ヒロトが中村さんの腕を強く掴んでいた。
「桜が嫌がってるのがわからないのか!?」
「………
…やだなぁ。
ちょっとふざけてただけじゃないですか!
じゃ、俺はこれで失礼します。」
中村さんはそう言うとあっさり私の腕を離し、そそくさと去って行った。
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