あたしはモデル。②(修正版)
「…ごめ…言い過ぎた…
私、最低だ……」
私、なんてことを…
「…ううん、桜の言う通りだから。
結局俺は、桜の気持ちを全部理解してあげることはできない」
顔を上げると、拓夢は泣きそうな顔をしていた。
「ごめんな。
でもな、わかってくれ。
すげぇ心配なんだ。
…もし、今日桜に何かあったとしたら、俺はきっと桜を守れなかった自分を殺したくなる。」
「……っ」
「頼むから、無茶なことしないでくれ…」
私を抱きしめた拓夢の体が、震えていた。