あたしはモデル。②(修正版)
「…心配したのに…」
「いや、だからごめんね!許して?
何でもするから!」
両手を合わせて謝りながらそう言うと、不機嫌だった拓夢は急に何かを思いついたような顔をした。
「じゃ、桜からキスして」
「は?」
拓夢のその言葉に、固まる私。
私から…?
キ、キ、キ、キス!?
「むむむ無理無理無理!」
「ちょっ、全力で拒否ってんじゃねぇよ!
いっつもしてんだろ!」
「してない!いつも拓夢からしてた!」
いや、私からしたことはあるけど!
改まってするのとはわけが違っていうか!