あたしはモデル。②(修正版)
「ほら、はーやーく」
拓夢は意地悪そうに目を細めながら、膝を曲げて顔の位置を私に合わせる。
「うっ…」
目の前に、整った拓夢の顔がくる。
これは、はずかしすぎる…!
「さーくーらー」
「ちょ、ちょっと待って、目ぇつぶってて」
やばい。今私絶対顔赤い。
「…まだ?」
「待って!」
ふー、と深呼吸する。
勇気を出して…っ!
「…そんなに嫌なら別にほっぺたでも…」
私が拓夢の唇に唇を重ねた寸前に、そう拓夢が言った。
それ言うの遅いってば!!
慌てて重なった唇を離そうとしたら、拓夢がキスをしながら私の頭を手で固定した。
「…んぅ!?」
「…だめ、離れるな。」
---私たちは、久しぶりの、熱い熱いキスをした。