あたしはモデル。②(修正版)
『俺の親マスコミ関係の人だから、そんなことくらい簡単にできるよ。
ね、桜ちゃん
自分の気持ちと、好きな人の将来
どっちを犠牲にする?』
中村さんの声はとても楽しそうだった。
私が拓夢を想う気持ちか、
-----拓夢の将来か
「…まさか…このニュースもあなたのせいなの……?」
『まさか。さすがにそれは無理だよ。
密会は事実。
俺はただ、親切に解決策を教えてあげただけ。』