The日常茶飯事。


僕は吸っていたタバコを灰皿に捨て駅に向かう。

軽い財布から数少ない小銭を出し、切符を買って改札口へ。

…機械が邪魔をする。
確かに今切符を入れたのに。
駅員さんが慌ててこちらに走ってくる間、周囲の視線を釘付けにする僕。

恥ずかしいとか皆の注目の的とかそんなことより、前の女の子のスカートが際どいラインまで上がっていることの方が今は大事だ。

「や~ね本当に最近の若い人は。電車の乗り方も知らないのかしら。」

うるせぇばばぁ。
化粧の仕方も知らないのか。お前は。

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