想い人へ...
「てか愛菜ってさぁ〜」
「ん?」
「潤くんのこと好きなの?」
「・・・は?」
なつの言っていることが理解できずに呆然としてしまう。
「潤のこと好きって・・・そんな訳あるか!!」
潤を恋愛対象として見るなんて・・・無理だ!!!!
「え〜そうなんだぁ」
「だって潤ってあの潤だよ?!」
潤の方に指差してなつに詰め寄る。
「てっきり潤と良い仲なのかと思ってたぁ」
「潤はただの幼馴染みだよ!!」
「ふーん、」
なつが高須賀先輩と潤の方に視線を戻す
つられて私も視線を戻すと高須賀先輩と潤がこっちを見ていた。
「ほ?」
周りに誰かいるのかとキョロキョロ自分の周りを確認するが・・・だれもいない。
隣にはなつしかいないし。
なつもなんでこっちを向いているのかわからずあたふたしている