想い人へ...
潤はいつもそう。
いつもはふざけてるようなやつなのに、部活となると人が変わったかのように真面目になる。
そのまま私の腕を掴みグラウンドまで走る潤
「はいっ!到着!!!」
ここまで走ってきただけで疲れて肩を上下させている私を尻目に涼しい顔をしている潤。
どかっと私の鞄を置くと
「じゃあ、サボるんじゃねぇぞ!!!サクッと終わらせろ!」
そう言って体育館の方へ走っていった。
「愛菜今日来たんだぁ!」
体操服に着替えたなつが走りよってくる。
一番仲のいいなつ。
「来たくなかったけど潤がさ〜」
「あんたらってほんとに仲いいよね〜」