想い人へ...




ずっと一緒にいたのに近すぎて、見えていなかったのかもしれない。




「・・・ずるいよ」




潤の背中を見ながら呟く。



こんなにドキドキさせる潤が少し憎い。




言動に行動にいちいちドキドキしてしまう自分に動揺している。



「なにやってんだよ」




離れて歩くことを不思議に思って振り向く潤。



「こっちこいよ」-ドキッ-






< 46 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop