Love Train
それで朋美はその人の腕を組み
私は朋美の腕を組んで歩くと…


後の三人は後ろから付いて来る…
薬をヤリながら…
へらへら笑って…


私達は前ダケを見ようって決めた
帰る道は…行きとは違って…やたらに遠いって思って思い…
厚底の靴を掃いてても必死に歩き続ける


怖いって気持ちしか頭の中には無くて…


さっきの恐怖が浮かぶ…
震えは止まらなく…
とにかく早く道に出て欲しいって事ダケを…
考えてた…


後の三人は…
また騒ぎ始める…


薬の臭いは私達の所まで 臭いがしてきてて…


早く…


道に出て…


遠くから明かりが霞んで 見えて…


もう少しで…
道に出れる!


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