Poison・Crusher!!
秘密の由葵ちゃん
教室に戻ったときには
既に授業は終了していた
「ちょっと、波菜、大丈夫?びっくりしちゃった!!」
杏奈が私に寄ってきた
「う、うん、まぁね」
苦笑いをしながら対応する私に杏奈が一言
「風間先生と、なんかあったでしょ?」
ジトっと私の顔色を伺いながら
まるで鑑定士のように私を見てくる杏奈
「な......ないよ」
「嘘だね」
はいきた、即答
「ほ、ホントだって!普通に手当てしてもらっただけ!」
「んなこと、あるわけないじゃん、
風間先生が普通に手当なんてありえないから!!」
それは、ドウイウコトダ?
頭にたくさんのクエスチョンマークを浮かべていると
「まぁ....いづれ分かるだろうけどね、あの人、かなり有名だから」
有名かぁ
確かに、かっこいいし
女子高生が騒がないわけがない
でも
変態だけどね←