Poison・Crusher!!



「あ、え、何でもないよ!ほら、次、移動教室でしょ?行こっ」


無理やり笑顔を作って
私の腕を引いた


"殺されたようなもんよ…"


あれ



どういう意味……―――?



放課後になっても
心のモヤモヤと疑問は晴れなかった


「あ、やば、ケータイ忘れた!」

急いで教室に戻った



『…ぁ…?……』


ん?誰かいる?


その声は教室に近づくにつれはっきりとしてくる


「あぁ、そいつなら一千万の貸しがあるからな」


夕暮れに染まる窓を向きながら低い声で話す…


















岡田…君?








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