Poison・Crusher!!
「じゃぁ、金井の席はー・・・小田ら辺でいっかぁ」
名簿を見ながら適当に席を決める先生
その『小田ら辺』を見ると
いかにも一番やばそうな席
いや、人がどうとかの問題でなく
雰囲気が一番やばそう
「小田、唐木、木暮、よろしくねー」
手をヒラヒラと振る先生
「了解ー」
「任せちゃってー♪」
「......」
同じく手を振り返す3人
よく分からない雰囲気の中、席えと移動する
「よろしくね、波菜ちゃん♪」
隣の席にはとても明るい女の子
「あたし、唐木杏奈!呼び捨てでいいからねっ」
にこっと向けられた笑顔に吸い込まれそうなほど
可愛い女の子
「ほら、吏貴もちゃんと挨拶するー」
前にいる男子の頭をぺしんと叩いた
「った、何すんだよ」
「城戸っちゃんも、仲良くしろって言ったじゃん!」
イマドキの男の子
だけど、なんかやばい、きっと。