Poison・Crusher!!

「......よろしく」


言葉は聞こえたが、目線は本のほうを向いている


「もう....こいつは、木暮吏貴【リキ】ね!」

ため息混じりに吏貴くんを紹介された


「小田.....小田ぁ!!!」


杏奈が耳元で叫んだ



「どぅおわっっっ!!!!ビビッた....」


目を見開き、起きた隣の男子


「え、誰、君?」


え、ちょ、さっき手を振っていましたが
見間違いですか?


「あ...っと...今日、転校してきました、金井波菜です」


「ほーほー、転校生かぁ!」


ぱぁっと、笑顔になった小田君


「よろしく!俺、小田響【ヒビキ】」


握手をするのか、手を差し出された



「うん....よろしく!」


「さぁて、もう一眠りしますかね」


そう言って、机に突っ伏した

そのあとすぐに、寝息が小さく漏れ出した




お休み3秒って....




ホントにあるのか←





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