藍色砂時計








「やっ、...嫌ぁっ...!」


「..っるせぇ」


  眉間に皺を寄せたチヒロが、強引に
  私と唇を重ねる。


「んむっ」


  唇を切り開いて押し込まれる舌に
  嫌悪から顔をしかめる。


「っやめてって、...言って...!」


  片手を振り上げたその時、


「こらあ、何やってるんだ!」


  眩しさに片目を瞑る。

  巡回中の警官がたまたま見つけてくれた。









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