藍色砂時計










  初めて告白された私は、

  とにかくぱにくっていた。



『だってっ、私君のこと
 マッタク知らないんだよ!?
 喋ったことだって、ないし……』


『あー……そゆこと。
 んっと、単に俺の一目ぼれ。
 分かる?』


 
  一歩距離を縮めた刹那は、

  私の顎に手を添えて、

  くいっと上を向かせた。

  (この時から刹那との身長差は半端なかった)




『……やっぱ、可愛い。』


















< 14 / 119 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop