藍色砂時計









「せつ、な……?」



  ゆっくりと、ゆっくりと。

  みんなの前で、静かに眠る刹那に

  近寄っていく。



「刹那……ねぇ、何の真似してるの?

 そっか……死んだ人のふり?

 刹那、中学の時、プールの時間……

 よくやってたよね。

 あは、相変わらず上手だなぁ…。


 でも、もういいよ?

 真似、って。分かってるんだから。

 だから、目を……





















 目を開けてよっ、



























 刹那………っっ!!!」































< 25 / 119 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop