藍色砂時計











  …意外と都合のいい神様だった。



「んじゃ葵、そろそろ行くね」


「え…どこに?」


「次葵がその砂時計をひっくり返すまで、

 天界で待ってるから」


  そう言って、しゅわしゅわと。

  泡みたいになって空へと

  上がっていく刹那。


「刹那ぁ……っ!!」

  
  















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