藍色砂時計






「ねぇ刹那、今日も夜、
 メールしてくれるよね?」



  隣を歩く刹那と手を繋ぎ。

  ひょっこりと顔を覗き込みながらそう問う。



「今更?――毎晩してるじゃん」



「してても、聞きたいの」



  むー、と大げさに頬を膨らませてみる。



「ったく、ホントに甘えただな、御前」















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