藍色砂時計
みんなやっぱり、今日
私が来たことに驚いていた。
『葵…その、大丈夫なの…?』
『葵、気分が悪くなったりしたら、
遠慮なく言うんだよ?』
って、たくさんの人が声を
かけてくれて、
寧ろ嬉しかった。
「……よし。
髪型おっけー」
コンパクト鏡をポッケから
取り出して、
ちょいちょいと前髪をいじる。
「吸って~…吐いて~……」
深呼吸もして、準備万端!!
よしっ、いざひっくり返します!!!!
―――クルッ