藍色砂時計








  ――瞬間。


  グイッと手を引かれて抱き寄せられ、

  ちゅっとリップ音をたててキスをされる。



「ふぇっ!?」


「……これで許してやる」


 
  やっぱ怒ってたんじゃん…。

  でも、機嫌治ったみたいでよかった。



「メール、してくれる?」


「しゃーなしな」


「……ふへへっ」


「なにその笑い方、色気ねぇ」














< 9 / 119 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop