恋百物語

これまで松崎にはひどいことをたくさん言ってきた。

いっそ暴言しか吐いてないような気がする。

軽いノリで受け入れてくれた松崎に甘えて。

私はずっとそのままで。






なのに今さら、なにをどうあやまれというのだろう。






時間が経てば経つほど同じことをぐるぐる考えてはため息しかでてこない。

また胸にひとつもやがかかる。

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