寂しがり屋には愛情を。
小綺麗な飲み屋に入り、まずは乾杯。
「久しぶりだねー!嬉しいねー!」
「お前、相変わらずだな。」
「何が?!今のこの短時間でなにが相変わらずなの?!」
お前にあたしのなにがわかるって言うんだい?!
「いや、言動っつーの?見てて飽きねーとことか。」
なんだそれは誉めてンのか?
「そーいう要だって相変わらずじゃん。
相変わらず予測不能だしなんか言動がムカつく。」
「そんな誉めんなよ。」
「誉めてねーよバーカ。」
いつものやり取りに自然と顔が笑顔になった。
クスクスと笑いが止まらない。
「なに笑ってンだよ?」
「なんか、おもしろくって。
ま、久しぶりなんだしゆっくりお話ししましょうや?」
ね?っと顔を傾けると背けられた顔。
「顔赤いですよ。」
「うるせぇ。」