寂しがり屋には愛情を。
要の大学の話とか、あたしの仕事の話とか、高校時代の話とか、話題を欠くことなく時間はどんどん過ぎていった。
ついでにアルコールもどんどん進んでいった。
「あ、そういやお前、先輩とはどうなったんだ?喧嘩してたんだろ?もう解決した?」
「あたし凌ちゃんサンなんかキライや。」
「お、オレの言うこと聞いてくれたわけ?」
「だって凌ちゃんサンが悪いんだよ。あきほさんだかなんだか知らないけどムカつきます!」
「今日オレと飲むこと言ってあんの?」
「あたし絶対にあきほさんとは仲良くなれねーよ。わかる?女の勘ってやつよ女のかぁーんッ!」
「おーおー見事に話噛み合わねーなー。」
「凌ちゃんサンさ、全然目ぇ見てくんないの。ま、あたしも逸らしてるんだけどさー?」
「酔っ払い。お茶頼むか?」
「…つらいんだよ?あたしだって。だけどさ、ムカつくもんはムカつくんだもん。このまま、お別れになっちゃったらどーしようね?」
「別れちゃえよ。」