寂しがり屋には愛情を。

想像したら楽しすぎて、リビングに入ってからもあひゃひゃひゃと笑い転げていると、頭の上に影ができた。



「んにゃ?」

「はい。水。」


見上げるとコップを傾ける要がいた。


「いらぬわ!!」


今飲んだら吹き出しちゃいそう!


それを想像したらさらにおもしろくって、


「愉快になって参りました!!」


「うるせーよ!」



呆れて水を飲む要にもこのおもしろさを分けてあげたくて、抱き付いてみた。



「んぐっ…ゴックン!!」


口に含んだ水をなんとか飲み込んだ様子。


もうこうなりゃなんだっておもしろい。


どうにも笑いがとまらなそうだ!




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