寂しがり屋には愛情を。
「ふぅ…。中島先生、ありがとうございました。」
「いーえ。
生徒会長も大変ね?あんなの相手にしなきゃなんて。
それじゃ、あたしはこれで。」
階段を登ろうと足をかけると、後ろから声がかかった。
「上になにか用事ですか?」
「んーん。今学校探険してんの。
ちょっと屋上まで行ってみようかと。」
「この学校、屋上上がれませんよ。」
しれっと問題発言な会長くん。
「嘘っ?!!」
なん、だと…ッ?
「屋上に行けない学校なんて…クリームのないクリームパンだよ!!
会長くんもそう思いません?!」