寂しがり屋には愛情を。
次の日の学校。
今日は古典のお勉強です。
課題で出されたワークなんか存在すら知らないらしい彼らに、優しい先生はコピーを渡してあげるのです。
「遠慮します。」
「君たちに拒否権はありません。」
「貰ってもどうせやんないし、わかんないし。センセー資源のムダ遣いだよ?」
コイツら…ああ言えばこう言う‼
「課題出たんでしょ?まず、解いてみようかなって思うことから始めよう。
いきなり正解しろなんて酷なこと言わないからさ。」
こいつらの場合考えを変えさせるところがスタートだ。
先は長いね全く。
「センセー、ぼくチョコが食べたいなー。」
「ぼーくーもー。」
…ほんと、先は長いよ。