寂しがり屋には愛情を。

「まぁまぁそれはそうと、何しにきたのよあなたたち。休日なのに。」



せっかくのお休みまで4人一緒なんて仲良しさんなんだから。


いつの間にそんなに仲良しになったんだよ先生寂しいわ!




「先生忘れたんですか?ご飯食べにいくってこの前話してたじゃないですか。」


…この前ってあの自販機の前でしゃべった時のやつ?



「そんなの冗談だと思うでしょうが!なにマジで来てんのよ!」


「いーじゃんいーじゃん!センセ!上がってい?」


「もう上がる気満々じゃないですかひぐち君。靴脱いでるじゃないですか。」


「おっじゃましまーす!」

「おじゃまー」

「ったく、さっさと入れろよ。あ、チョコレートケーキは兄貴が言ってたから買ってきてやったんだからな。オレに感謝しろ。」




「もうみんなあたしの声なんて聞こえてないよね。そうだよね。いつもそうだもんね。」


先生こんなことじゃめげないよ!



「のぞみ先生、早く来ないと部屋荒らされますよ?」



うわぁそれは困るよ君たち!
ここはあたしだけの家じゃないんだから!!



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